花粉を室内に入れない!
簡単にできる花粉対策と効果的な除去方法
毎年悩まされる人の多い花粉の季節。
この時期には外出時だけでなく、家の中でも花粉対策が欠かせません。
そこで本記事では室内に花粉を持ち込まないために、換気や掃除、空気清浄機、加湿器などを駆使した効果的な花粉対策を紹介します。
この記事を参考に、花粉に悩まされにくい快適な室内環境をつくっていきましょう。
花粉が家に入ってくる原因

1.換気したときに入り込む
花粉が家に入ってくる原因として代表的なのは「換気」です。
花粉が多い時間帯(昼間)に窓を開けて換気を行うことで、室内に花粉が侵入します。
また外気に含まれる花粉の濃度は季節や天候によっても異なるため、注意が必要です。
2.洗濯物に付着して入り込む
何かを媒体として部屋の中に花粉が入り込んでしまう場合も。
屋外に干した洗濯物には、衣類やタオルの表面に多量の花粉が付着する可能性があります。
とくに晴れていて暖かい日や風の強い日、乾燥した日は、花粉が付着しやすいでしょう。
3.衣類やバッグに付着して入り込む
外出時に衣類やバッグ、靴に花粉が付着することもあります。
帰宅時、花粉対策を行わずに家の中へ入ってしまうことで、花粉が室内に持ち込まれることに。
とくに長時間外出する場合や風の強い日は、付着量が増える傾向があるため、注意が必要です。
室内に花粉が入るとどうなる?

室内に花粉が入るとどうなるでしょうか?
室内に入り込んだ花粉は、軽量な分、空気中を舞い上がりやすく、特に掃除や動作を起こしたときに吸い込みやすくなります。
さらに花粉が室内に滞留することによって、花粉症の症状(鼻水、目のかゆみ、くしゃみ)が悪化してしまう場合もあります。
さらに、寝室に花粉が持ち込まれると、花粉症の症状によって眠りが妨げられ、睡眠の質が低下する可能性も。
こうした二次被害が発生する可能性があるため、花粉に敏感な方は、花粉を自宅に持ち込まないための対策が不可欠と言えるでしょう。
花粉を室内に入れないための対策

1.換気は夜に行う
それでは、花粉を家に入れないようにするにはどのようにしたらいいでしょうか?
まず、換気のタイミングは、花粉が少ない時間帯(早朝や夜間)に行います。
また、換気口にフィルターを設置して、外からの花粉の侵入を防ぐことも大切です。
さらに空気清浄機を使い、室内の空気をきれいに保つと、花粉シーズンであっても過ごしやすい空間が作れるでしょう。
2.部屋干しを行う
花粉の多い日中は外干しせずに室内で干すことも、花粉の室内への侵入を防ぐ効果的な方法のひとつ。
部屋干し用のホスクリーンや洗濯物干しラックを利用して、洗濯物を外に出さずに室内で乾かしましょう。
もし部屋干しで湿気が気になる場合は、除湿機や扇風機を併用すれば、衣類を早く乾かせるようになります。
こうしたアイテムは梅雨のシーズンも活躍してくれるため、空間設備として投資をするのもおすすめです。
3.衣類やバッグに付着した花粉を玄関で落とす
帰宅後、粘着式クリーナーや毛足の短いブラシを使って、玄関で衣類に付着した花粉をしっかり落としましょう。
さらに、玄関に落ちた花粉は、霧吹きなどで湿気を含ませて床に落とした後、水拭きで拭き取りましょう。
そのほか、小型の湿式空気清浄機やフィルター付きの掃除機を使って吸い取るのも一案です。
花粉は乾燥して静電気を引き起こすことがあるため、静電気防止スプレーやカバーを使い、衣類やカーテンに花粉が付かないように予防するとなお良いでしょう。
室内に花粉が入ってしまったときの対策

1.こまめな掃除を行う
花粉は長時間空気中に浮遊することがあるため、朝一番や帰宅後に掃除を行い、花粉が室内に長時間滞留しないようにしましょう。
また、花粉は湿度が高くなると湿気を吸収して下に落ちる傾向があるため、床や家具に付着した花粉を水拭きで取り除くのが効率的です。
さらに念を重ね、粘着テープでカーテンやソファなどのファブリック製品に付着した花粉を取り除きましょう。
2.空気清浄機を使う
部屋の隅や床近くに空気清浄機を配置し、室内の花粉を除去するのも効果的な方法です。
花粉は重いため、床近くに配置することで、浮遊している花粉を効率よく吸引できるようになります。
また、加湿器を併用して湿度を調整すれば、空気中の花粉はさらに床に沈みやすくなります。
乾燥した環境では花粉が舞いやすいため、湿度を40〜60%に保つように心がけましょう。
花粉対策のためのリフォーム案やアイテム
1.花粉対策のリフォーム案
もしも花粉症に毎年悩まされているのなら、自宅をリフォームしてしまうのもひとつの手。
花粉を通しにくいフィルタータイプの網戸や二重窓を導入し、外からの花粉の侵入を防ぎましょう。
また、花粉対策ができる換気システムや、花粉対策におすすめのフローリング材など、「花粉対策」リフォームにはアイディアがたくさん。
リフォーム業者では無料見積もりなども行っているため、ぜひ一度プロに相談してみてはいかがでしょう。
2.便利なアイテムの併用も
部屋干しには、効率よく乾かせるよう計算された部屋干し用アイテムや、乾燥時間を短縮できる衣類乾燥機を使うのがおすすめです。
お住まいの地域によっては、花粉の季節だけでなく、梅雨の時期にも活躍してくれます。
「部屋干しだと洗濯物の臭いが気になる」という場合には、洗濯物についた臭いを抑えるための部屋干し専用の消臭・抗菌スプレーを併用すれば、部屋干しのストレスも生じにくいでしょう。
また、カーテンを防塵カーテンに変え、室内へ侵入してしまった花粉を吸着させ、空中に舞わないようにするのも効果的です。
まとめ
本記事では自宅でできる花粉対策を紹介しました。
玄関で帰宅後に花粉を落とす、部屋干しをするなど、どれもすぐに実行できる対策ばかりです。
さらに花粉対策を万全にしたい方は、空気清浄機や加湿器などを活用してみるのもおすすめ。
ぜひさまざまな工夫を凝らして、花粉シーズンも快適に過ごしてください。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2025年1月)に基づいたものです。