シャープの最新ドライヤー3機種徹底比較!次の購入にぴったりの1台を選ぼう

シャープの最新ドライヤー3機種徹底比較!次の購入にぴったりの1台を選ぼう
2025年3月3日
シャープの最新ドライヤー3機種徹底比較!次の購入にぴったりの1台を選ぼう

シャープの最新ドライヤー3機種徹底比較!
次の購入にぴったりの1台を選ぼう

美髪を保つ上で重要なドライヤー。
「信頼できるドライヤーを選びたいけれど、どれが自分に合っているのかわからない」という方のために、本記事ではシャープから2024年9月に発売されたドライヤー3機種(IB-P602、IB-P802、IB-WX902)を徹底比較します。
スペックや特長の紹介に併せて、実際の使用感もレポするため、ぜひドライヤー選びの参考にしてみてくださいね。

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ドライヤーは多種多様なメーカーが製造していますが、シャープのドライヤーの特長といえば、なんといっても独自技術である「プラズマクラスター」が搭載されていること。
この技術を簡単に説明すると、“自然界にあるのと同じプラスとマイナスのイオンを、プラズマ放電により作り出す技術”となりますが、それだけでは髪の毛にどのように影響するのか、いまいちピンときませんよね。

では、髪の毛にはうるおいやツヤを保つ「キューティクル」と呼ばれる層があることは?…もちろん、みなさんすでにご存知ですよね。
シャープのドライヤーは、送風口から放たれる風に水分子に包まれたプラスとマイナス両方のイオンが含まれており、このイオンが髪をうるおいでコーティング。キューティクルをしっかりと保護してくれるのです。
つまり、髪の毛を乾かすたびにキューティクルのケアを行えるということ!
手間をかけて特別なアイテムやケアを行うのではなく、日常の動作の中に“美髪習慣”を取り入れられるため、ヘアコンディションが気になる人にはまさにぴったりのドライヤーなのです。

以下で、シャープから2024年9月に発売された3種のプラズマクラスター技術搭載のドライヤーについて、詳しく紹介していきましょう。

1.使いやすいシンプルさが特長の「IB-P602」

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最初に紹介するのは、シンプルな操作性で使いやすいタイプの「IB-P602」です。
搭載モードはターボ・セット・コールドの3種類で、風量は約5.1m³/分(ターボ運転時)。カラーバリエーションはルミナスホワイトの1種類です。

今回紹介するドライヤーの中でもっともスタンダードかつオーセンティックなフォルムのモデルです。

髪のキューティクルを保護する「プラズマクラスター技術」と、独自の速乾エアロフォルムが生み出す大量の風が、髪のうるおいを守りながら素早く濡れ髪を乾かしてくれます。

2.コンパクトながら速さ・仕上がり・使いやすさを備えた「IB-P802」

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次に紹介するのは、コンパクトでありながら速乾性や仕上がりの美しさ、操作性に優れた「IB-P802」です。
搭載モードとして、ホット・ウォーム・ビューティ・スカルプ・コールドの5種類の温度設定と、ターボ・ドライ・セットの3種類の風量設定がそれぞれ選択できます。
風量は約5.1m³/分(ターボ運転時)。カラーは、ルミナスホワイトとミッドナイトブラックの2色展開です。

髪のキューティクルを保護する「プラズマクラスター技術」とまっすぐで勢いのある風を送り出す速乾エアロフォルムによって、髪をしっかり乾かしつつ潤いを保ってくれます。また、コンパクトサイズなので、収納の場所を取らず、旅先にも携帯できるのもポイントのひとつです。

3.速乾・美髪へのアプローチが魅力の「IB-WX902」

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最後にご紹介するのは、“え、ハンディ扇風機!?”と思わず見間違えるようなコンパクトフォルムの「IB-WX902」です。
風量は約7.4m³/分(ターボ運転時)で、3段階の風量切り替えと7つのドライモードを搭載。

その内容は、熱ダメージから髪を守るよう距離センサーとAIで温度コントールをはかる「センシング」モード、温風と冷風を自動で切り替え、キューティクルの引き締めに一役買ってくれる「ビューティ」モード、セットモードよりも風量と風温を控えめにした「ジェントル」モード、約50度の温風で地肌を労わりながらじっくり乾かすことのできる「スカルプ」モードなど。
さらには専用アプリと連携することでドライモード(温度帯×時間)をカスタマイズできる「APP」モードまで搭載しており、まさに“次世代型”ドライヤーと呼ぶべきモデルです。

もちろん、他モデルと同じく髪のキューティクルを保護する「プラズマクラスター技術」を備えるほか、毎分10万回転の高速小型モーターが4つの吹出口から送風する独自の速乾テクノロジー「ドレープフローX4(エクスフォー)」をも搭載しているため、髪の速乾性にかけても申し分ありません。

カラー展開はミッドナイトブラックとルミナスホワイト。コンパクトでモダンなフォルムは、「2023年度グッドデザイン賞 ベスト100」を受賞するほどデザイン面でも高く評価されています。
また、前項で紹介した「IB-P802」の上をいくコンパクトさで、収納面でも省スペースであることはもちろん、手首への負担を軽減することも期待できます。

デザイン(および操作性 / 手馴染み)

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左からIB-P602、IB-P802、IB-WX902

上からIB-P602、IB-P802、IB-WX902

ひと通り3種のドライヤーのスペックを紹介したところで、次は実物を見ていきましょう。
撮影にはiPhone14Pro Maxのカメラを使用し、すべて同じ画角から倍率2倍で撮影しています。
左から右に上から下に 向かうごとに、サイズが小さくなっていくことが伝わりますか?

本体の横幅は左から上から IB-P602が約24cm、IB-P802が約15cm、IB-WX902が約6.5cm (ライター独自の調査によるもので、公式のサイズ情報ではありません)
IB-WX902のサイズであれば、1泊2日の旅行にも持っていけそうです。
ドライヤーにそこまでコンパクト感を求めていなかった方でも、ポータブルが容易な点は魅力に感じられるはずです。

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続いて、手馴染みはどうでしょうか?
重量はそれぞれ左から上から IB-P602が約545g、IB-P802が約545g、IB-WX902が約515g(説明書参照)
左と中央の上と中央の 2種類が同じ重さなのに対し、のモデルは約30gほど軽量です。
545gでも充分快適に扱えますが、洗髪の回数が多い方や、ロングヘアやブリーチヘアなどで1回当たりの乾かす時間が長い方は、の軽量モデルを選ぶことで手首への負担が軽減できそうですね。

また、ハンドル部分の持ちやすさについては、個人の感想として、 のIB-WX902、 のIB-P602、中央のIB-P802の順でラクに感じました。
“持ちやすさ”には重量も関係してくるため、もっとも軽量な下のモデルが一番ラクなことは、ある意味自然なことかもしれません。
また、重量が同じ左モデルと中央モデル上モデルと中央モデル の違いは、持ち手の形状にありそうです。
の モデルがスクエア型(四角柱)の持ち手であるのに対して、 中央モデルはサークル型(円筒柱)の持ち手。
とっかかりがあるスクエア型の持ち手の方が、個人的には手馴染みが良い感覚を覚えました。

温度調整

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次は温度調整の観点で3種を比較してみましょう。
の IB-P602はターボ・セット・コールドの3モードを切り替えスイッチで段階式に切り替えられるため、いたってシンプルな設計。
中央のIB-P802は、風量設定とコールドボタンは片手で操作できそうですが、ボディ側面に付けられた温度設定のボタンを押す際には、片手だとやや不安定かもしれません。
またのIB-WX902は、ここでもコンパクトであるがゆえに、“片手でラクラク操作”が可能です。

風量と速乾性

1.使い始め

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それでは早速、各ドライヤーの使い心地を、お風呂上がりの髪で検証していきましょう。
筆者の髪の長さは肩下15cmくらいのセミロング。毛が細く、すぐトップが潰れてしまうのが悩みです。

IB-P602とIB-P802は風量約5.1m³/分(ターボ運転時)と同じです。
毛先がとくに細い筆者の場合には、15cmほど離れたところからの送風でも、容易に毛先が宙に舞い上がります。
これならすぐ乾きそうな気がします。

さて、続いては、IB-WX902を「ターボ」モードを使用してみましょう。
前の2機でも充分な威力でしたが、IB-WX902の風量はさらに一段上をゆく強さです!
コンパクトボディからは想像もつかない威力なだけに、音が若干気になるかもしれません。
したがって、ここからは「センシング」モードに切り替えることにしました。

2.使用中から完成まで

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IB-P602の使用場面では、タオルドライを終えた後、「ターボ」モードで全体を満遍なく乾かしていきます。
強い出力のため、髪の乾くスピードの速いこと!

説明書にあった、「髪をボリュームアップさせるときは髪の根元を持ち上げながら温風を根元にあてる」のアドバイスに倣い、ブラシを使いながら根元を逆側に持ち上げて乾かしていきます。

仕上げにノズルをつけ、「コールド」モードで毛流れに沿って風を当てたら完成。
操作がシンプルな分、使用中はモードの切り替えに意識を取られず、のんびりとドライできるのがひそかなポイントかもしれません。

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IB-P802の使用場面では、まず「ホット」モードで全体を乾かしていきます。

こちらもターボ出力のためか、ぐんぐん水気が飛んでいく感じがします。
毛にまとわりつく余分な水気がなくなったら、髪の根本部分を乾かすために、約50度の温風で地肌を労わりながら乾かしてくれる「スカルプ」モードに切り替えます。

しばらくスカルプモードで乾かしたのちに、再び「ホット」モードに切り替え、中間部分から毛先を乾かしていきましょう。
この辺りまでいくと、体感では8割ほど乾いている感じです。
仕上げにキューティクルの引き締めに効果的な「ビューティ」モードを使い、完成です。

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続いては、IB-WX902のレビューです。

こちらは、髪との距離を測り適切な温度でヘアドライしてくれる「センシング」モードを使用。
こちらでも充分な風量ですが、先ほどの「ターボ」の最大出力を経験した後ではだいぶ静かに感じます。

なんといっても、別の考え事に気を取られ、ドライヤーをうっかり髪に近づけすぎた場合にも、温度を自動調整してくれるのが魅力的です。

途中で別のモードにも切り替えてみましたが、本体から発光するライトがレッドやパープルなどに変化し、ビジュアルからモードが識別できるようになっていました。
こうしたところもデザイン性が高くておしゃれ。

最後に「コールド」モードで冷風を当て、完成です。

3.使用時間を踏まえたライターのおすすめは?

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乾かすまでにかかった時間は、IB-P602が5分44秒、IB-P802が6分57秒、IB-WX902が6分30秒となりました。
後者ふたつのドライヤーは搭載モードが多く、髪を労わりながら乾かせるので、色々試しているうちに時間がかかってしまった結果です。
逆を言えば、速乾性だけ求めるのならばIB-P602で充分かもしれません。

逆にヘアケアを意識している方にとっては、後者ふたつのドライヤーの方が髪の状態に合わせて細かくモードを選べるため、おすすめです。
また、美容家電や機械の操作にいまいち自信のない方はIB-P802を、自信のある方はIB-WX902を選ぶと毎日のヘアケアもストレスがないかと思います。

※ライター個人の感想であり、公式の見解ではありません。

髪へのケア効果(プラズマクラスターの効果)

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IB-P602の仕上がりは、髪の柔らかさは保たれたまま、きちんと乾いていることが実感できる感じです。
これでも充分、仕上がりに満足です!
その次のIB-P802の仕上がりは、IB-P602と比較して「まだ乾いてなかったっけ?」と思うほど、指先に当たる毛の表面が潤いに満ちています。
比べてみると、こうして違いがあるものなのだと実感しました。

そしてさらに、IB-WX902の仕上がりについては、正直に言って驚きました。

他の2機だけでも充分だったケア効果でしたが、そこへさらに“しとやかさ”が加わった感覚なのです。
髪を指で持つと、指の隙間から、もとのフォルムにまとまるようにすとんと落ちていきます。
これらの違いは、おそらく写真からでも感じられるのではないでしょうか。

※ライター個人の感想であり、公式の見解ではありません。

ノズルをつけるとこんな感じ

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ちなみにIB-P602、IB-P802の2種には「セット用ノズル」が付属します。
これを取り付けることによって風が集中するため、ヘアセットなど、ピンポイントに風をあてたいときなどに重宝しますよ。
メガホンのような見た目も、ちょっぴりキュートです。

慣れたら最強!?IB-WX902の「APPモード」攻略のススメ

「この中では一番高機能なIB-WX902が一番気になる」という方のために、IB-WX902の特長である「APPモード」も軽く紹介させてください。
「APPモード」をおさらいすると、スマホの専用アプリと連動して最適なヘアドライ方法を選択できるモードのこと。
設定さえすれば、スイッチを自分で押すことなく、ドライヤーが自動で設定通りにモードを切り替えていってくれる優秀機能なのです。

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この機能を使用するにはまず、IB-WX902のプラグをコンセントに差し込んだ状態で、専用アプリ「Dryer App」をご自身のスマホにインストールし、アプリを操作していきましょう。
初めての場合には、写真のように「コンシェル」タブを選択するのがおすすめ。
自分自身の髪の長さ、今の気分を回答すれば、最適なドライ方法を提案してくれます。

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No.2の送風モードの温度を変更した図

上の写真のように、コンシェルが設定してくれたメニューのうち、送風の時間や温度を変更することも可能。感覚的に操作できるので、初心者でも簡単です。
また、「カスタム」タブには、モード順を自由に組める機能や、スタートの風量を設定できる機能、さらには「センシングモード」の温度を変更できる機能などが用意されていますが、初心者にとっては少しハードルが高いかもしれません。
自分好みのモードや風量をある程度把握してから、設定に取り掛かるのがおすすめですよ。

コストパフォーマンスを重視したい方には「IB-P602」

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「ドライヤーには乾かす機能があればいい」という方、コストパフォーマンスを重視したい方や、予算を抑えながらもシャープの独自技術を体感したい方は、シンプルな操作性の「IB-P602」がおすすめです。
「プラズマクラスター技術」搭載かつ高い速乾性を誇りながらも、“説明書要らず”のとっつきやすさは魅力的。
また、2台目購入を見越し、シャープのドライヤーとの相性を確かめる入口としてお買い求めいただくのもおすすめです。

バランスを重視したい方には「IB-P802」

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「乾かすだけでなく、ヘアケアにもある程度こだわりたい」という方や、収納するスペースに余裕のない方、家電にも程よくスタイリッシュさが欲しい方にはIB-P802をレコメンド。

「プラズマクラスター技術」と高い速乾性を備えているほか、小ぶりなサイズは収納性も文句なし。
また、ビューティモードやスカルプモードなど多彩なモードが選択できるので、「乾かす」以上のヘアケアタイムをお楽しみいただけます。
例えお部屋の中に雑然と置かれていても、生活感の出にくいスタイリッシュなデザインも、魅力のひとつですよね。

ヘアケアを重視したい方には「IB-WX902」

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ヘアケアを最優先したい方には、なんといっても「IB-WX902」がおすすめです。
濡れ髪は放置しているとキューティクルが開き、髪へのダメージが深刻化します。かといって高い温度で乾かせば、髪の水分まで奪ってしまうことになり、パサつきの原因になってしまうことも。

その点、「プラズマクラスター技術」と4点からの送風により高い速乾性がある「ドレープフロー X4」が搭載されているため、髪のうるおいを守りながら素早く乾かせます。
さらに、頭皮の状態やご自分の好みに合わせてモードを選択できるだけでなく、髪との距離を測り適切な温度でヘアドライしてくれる「センシング」モードも搭載されているため、疲れたときやスマホ片手の“ながら作業”であっても安心して乾かすことができます。

まさに頼れる相棒とはこのことです。

以上まで、シャープから2024年9月に発売された3機種のドライヤーをご紹介してきました。
あなたが気になるドライヤーは見つかりましたか?
コストや搭載モード、操作性など、さまざまな特徴があるので、ご自身やご家族のライフスタイルやニーズに基づいてヘアケアのパートナーを選んでみてくださいね!

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2025年2月)に基づいたものです。

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