【簡単&美味しい】トースターで極上の食パンを焼くコツと手作りパンレシピ
忙しい朝や簡単に料理を済ませたいとき、何かと手軽で便利なオーブントースター。
ただパンを焼くだけでも充分ですが、オーブントースターで美味しいトーストやパンをつくる方法を知っていたら、もっと毎日の食卓が楽しくなると思いませんか?
そこで本記事では、オーブントースターを使ったおいしい食パンの焼き方を紹介します。
ぜひブックマークして、今度の休日に挑戦してみてください。
トースターで食パンを美味しく焼くコツ
1.美味しいトーストの基本原則は「水分・高温・短時間」

オーブントースターで食パンを美味しく焼くためには、「水分・高温・短時間」の3つのポイントを意識することが基本です。それぞれのポイントについて、さらに詳しく見ていきましょう。
①水で濡らしてから焼く
「食パンを濡らすの?」と意外に思われた方もいるかもしれませんが、実は美味しいトーストを作るうえではよく知られた手法です。
食パンは焼く前に水で濡らすと、内部に水分を保持できるようになり、よりふんわりとした仕上がりになります。
霧吹きを使ってパンの表面に軽く水を吹きかけると、外はパリッと、中はしっとりとした食感に。また、浅い皿に水を入れ、パンを数秒間浸す方法も効果的です。
ただし、濡らしすぎると焼き目がつきにくくなるため、湿らせる程度に留めることが大切です。
②切れ目を入れてから焼く

パンの表面に浅い格子状の切れ目を入れることで、バターやジャムが均等に染み込みやすくなります。
さらに、耳部分を切り落とす「縁切り」をすると、香ばしさが増します。耳が苦手な人にもおすすめな方法です。
③予熱してから焼く

オーブントースターを使う前に、3分ほど予熱して庫内を温めておくと、高温の状態を保つことができます。
これによって食パンが素早く焼き上がり、焼きムラが防げるように。
ただし、予熱後は焼き時間が短くなるため、焦げないように注意が必要です。
このように、食パンだけでなく、オーブントースターにもひと手間をかけることでさらに美味しいトーストが作れるようになります。
④食パンの下部が奥になるよう入れる
山型パンのように、食パン下部がとくに厚みのある場合には、パンの厚い部分を奥に向けてセットしましょう。
こうすることでオーブントースター奥の熱源に厚みのある部分が当たりやすくなり、焼きムラを防ぐことができます。
また、焼き途中でパンの向きを変えることで、さらに全体が均一に焼き上がり、香ばしいトーストが楽しめます。
角食パンの場合も、焼きムラを防ぐために途中で向きを変えるとさらに美味しいトーストに仕上がるでしょう。
2.トーストをさらに美味しくする一工夫
ここではトーストをさらに美味しく食べるためのワンポイントアドバイスを紹介していきます。
どれも手軽にできる方法なので、ぜひトーストの美味しさにこだわりたい方は試してみてください。
①食パンはブロックで買う

スライスされた食パンは乾燥しやすい傾向がありますが、ブロックで購入した場合、空気に触れる面積が少なくなるため、水分が内部に保たれやすくなります。
その結果、焼き立てのようなフレッシュな食感を楽しめるように。
また、ブロックのまま購入することで自分好みの厚さにスライスでき、焼き加減を細かく調整しやすいというメリットもあります。
②温めたお皿に乗せて香りと食感を引き立てる

焼き上がったトーストを温めたお皿に乗せると、トーストの温度が長時間保たれ、香りが一層引き立ちます。
電子レンジ対応のお皿の場合は、少量の水を入れて10〜20秒ほど温めましょう。
電子レンジが使えないお皿の場合は、熱湯に浸したりかけたりする方法が効果的です。
このひと手間で、トーストが冷めにくくなり、美味しさがさらに長持ちします。
③食パンを冷凍保存してから焼く

食パンは冷凍保存すると水分が保持されるため、焼いたときに香りが良く立つようになります。
冷凍したまま焼くことで、外はパリッと、中はしっとりとした仕上がりに。
食パンの購入後、すぐに冷凍保存を行うと、より新鮮な状態を保ちやすくなるでしょう。
オーブントースター選びのポイント

オーブントースターには様々な種類があり、どれを選ぼうか迷ってしまう方もいるかもしれません。
オーブントースターは自分のニーズに合ったものを選ぶことで、毎日の食事をさらに豊かに楽しめるようになります。
以下の特長を押さえ、お好みの一台を探してみてください。
1.温度調節機能があるオーブントースターのメリット
温度調節機能が付いているオーブントースターでは、食材に合わせて焼き加減を調整できるため、焼きムラを防ぎながら理想的な焼き上がりを実現できます。
パンの厚さや種類に応じて最適な温度を設定すれば、同じ食パンでも違った食感が楽しめるように。
たとえば高温設定ではサクサクのトーストを、低温設定ではしっとりとしたトーストを焼き上げることができるようになります。
2.過熱水蒸気機能があるオーブントースターのメリット
①パンの内部の水分を保持できる
過熱水蒸気機能を搭載したオーブントースターは、高温の水蒸気でパンを包み込み、内部の水分を逃がさないため、外はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感に仕上げることができます。
適度なカリッと感を保ちながら、内部はふんわりと柔らかい食感のトーストをお好みの方におすすめです。
②食材の風味を引き出す
過熱水蒸気を用いた調理は、パンだけでなく、もちろん具材やトッピングにも有効です。
たとえば、チーズやハムなどを食パンと一緒に焼くことで、素材本来の風味を引き出すことができます。
とくにフランスパンやハード系のパンを焼く際には、その味わいが強く引き出されるでしょう。
③焼きムラを抑える
過熱水蒸気機能があるオーブントースターは、過熱水蒸気が均等に食材を包み込み、熱を均一に伝えます。
食パンの場合を例にして考えると、焼き途中で生じやすい色ムラも抑えることができ、焼き色が均一な美しいトーストに仕上がります。
3.お手入れが簡単なオーブントースターの選び方

オーブントースターを選ぶ際は、掃除のしやすさも重要なポイントです。
たとえば、取り外し可能なパンくずトレイがついているものを選ぶと掃除の際にもさっとゴミを捨てられて便利です。
また、ステンレス製など掃除がしやすい素材や、庫内のコーティングに汚れが付きにくいものを選ぶと、日常的に手間なく使えます。
さらに、フラットで清掃しやすいデザインのオーブントースターなら、庫内をサッと拭き取ることができ、手間が省けます。
なかには自動で掃除できる機能を搭載したモデルもあるので、「多少値が張っても時間や手間を節約したい」という忙しい方にはおすすめです。
いつものトーストを少し豪華に!トーストの簡単アレンジレシピ
ここからは、いつものトーストにほんのひと手間加えてさらに美味しくいただけるレシピを紹介します。
スイーツ系のレシピとお食事系のレシピのふた通りがあるので、お好きな方を実践してみてください。
1.シュガートーストのレシピ

バターの風味と砂糖の甘さが絶妙にマッチするシュガートーストは、朝食やティータイムにぴったりの一品。
甘党の方やお子様への簡単おやつレシピをお探しの方にもおすすめです。
材料(1人分)
- 食パン(6枚切り):1枚
- 無塩バター:20g
- 砂糖:大さじ1/2
手順
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準備
無塩バターを室温で柔らかくしておきます。 -
切り込みを入れる
食パンの表面に、浅い格子状の切り込みを入れます。
こうすることで、バターと砂糖がパン全体に行き渡りやすくなります。 -
シュガーバターを作る
ボウルに柔らかくしたバターと砂糖を入れ、スプーンやヘラでしっかり混ぜ合わせます。
ペースト状になればOKです。 -
パンに塗る
アルミホイルを敷いた天板に食パンをのせ、3をたっぷりと塗り広げます。
塗りムラがないよう、隅々まで丁寧に塗るのがポイント。 -
トーストする
オーブントースターに入れ、焼き色がつくまで約4~5分焼きます。
焼き具合を見ながらお好みで調整してください。 -
完成
焼きたてをそのままお皿に盛り付け、温かいうちにお召し上がりください。
2.マヨたまトーストのレシピ

いつものトーストに少し食べ応えが欲しい方や濃厚な味付けがお好みの方におすすめな、マヨたまトースト。
サラダやスープを添えれば華やかなカフェ風メニューにもなります。
材料(1人分)
- 食パン(6枚切り):1枚
- 卵(Mサイズ):1個(約51g)
- マヨネーズ:小さじ4杯程度
手順
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マヨネーズで土手を作る
食パンのふちの内側にマヨネーズを小さじ4杯分しぼり出し、土手状に整えます。その内側に卵を割り入れましょう。 -
トーストする
アルミホイルを敷いた天板にセットし、オーブントースターで卵が好きな固さになるまで焼きます。 -
完成!
卵がマヨネーズで作った土手からはみ出ないよう、水平を保ちながらトーストをお皿へと移しましょう。
お好みでコショウを振るのもおすすめです。
オーブントースターを賢く使って、もっと美味しいトーストを
本記事では美味しいトーストの作り方やオーブントースターの特長、さらには簡単アレンジトーストレシピをご紹介しました。
以上でご紹介したクッキングハックで、美味しいパン生活を始めてみませんか?
また、パンの美味しさにこだわるのなら、オーブントースターを新調するのもおすすめ。
温度調整機能付きのオーブントースターやふわふわパンが焼ける過熱水蒸気機能付きのオーブントースターを生活に取り入れれば、毎朝の食卓がもっと楽しくなるはずです。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2025年2月)に基づいたものです。