迷惑電話対策の完全ガイド|スマホ・固定電話での防ぎ方や警察庁推奨アプリを徹底解説
巧妙化する特殊詐欺や執拗な勧誘電話などの迷惑電話から身を守るためには、日々変化する手口を正しく理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。 この記事では、今すぐ設定できるスマートフォンや固定電話の標準機能から、警察庁が推奨する対策アプリの活用、さらにはシャープ独自の高度な技術を搭載した製品での防犯対策まで、幅広く解説します。 ご自身や大切な家族が安心して電話を利用できるよう、日々の暮らしに役立つ迷惑電話対策の知識を一緒に深めていきましょう。
1. 巧妙化する迷惑電話の種類と注意すべきサイン

① 特殊詐欺の代表的な手口
ニセ警察詐欺や還付金詐欺の実態
電話を入口とした特殊詐欺の被害は深刻な社会問題となっており、警察官を装い、「あなたに犯罪の容疑がかかっている」と優先捜査を名目に現金を要求するニセ警察詐欺や、役所の職員をかたり「医療費の還付金がある」と嘘をついてATMへ誘導する還付金詐欺などが頻発しています。 また、「未払いの料金が発生しており、今日中に支払わなければ法的措置を取る」といった存在しない債務を主張する架空請求詐欺も代表的な手口の一つとして挙げられます。 これらの詐欺は、相手の心理的な隙を突くことで金銭や個人情報を騙し取ろうとするもので、誰もが被害に遭う可能性があるため、常に警戒が必要です。
緊急性や権威性を演出して焦らせる話法
多くの迷惑電話に共通する大きな特徴は、受電者を冷静な判断ができない状態に追い込むため、意図的に強い心理的プレッシャーをかけてくる点にあります。 例えば、警察官や弁護士といった信頼性の高い公的機関や専門家を名乗ることで「権威性」を演出し、さらに「今すぐ対応が必要」といった「緊急性」を強調する話法が多用されます。 金融機関や行政機関が電話一本で即座の振り込みや個人情報の提供を迫ることは基本的にありませんので、こうした要求を受けた場合は詐欺を疑い、一度電話を切る勇気を持ちましょう。
② 注意が必要な着信のパターン
「+」から始まる心当たりのない国際電話番号
着信画面に「+」から始まる心当たりのない電話番号が表示された場合やナンバー・ディスプレイサービスに加入しているのに相手の番号が表示されない場合は、海外を拠点とする詐欺グループからの発信である可能性が非常に高いため、注意が必要です。
「+1(アメリカ)」や「+44(イギリス)」などの国際番号は、特殊詐欺やワン切り着信に悪用されるケースが急増しており、警察庁もこうした番号への警戒を呼びかけています。
日本国内の知人や仕事関係からの連絡であれば通常は国内番号が使用されますので、見覚えのない国際番号には安易に出ない、または着信拒否の設定をすることが迷惑電話対策として極めて有効です。
こうした国際電話を使った詐欺被害から身を守るため、現在のスマートフォンでは高度な迷惑電話対策機能が搭載されています。例えば、AQUOS
R11では「国際電話ブロック」機能をオンにすることで、海外からの不審な着信を自動的に遮断できます。
短時間で切れる「ワン切り」着信の目的
呼び出し音が1〜2回鳴っただけで切れる、いわゆる「ワン切り」着信は、相手に履歴を確認させて折り返し電話をさせることを主な目的としています。 うっかり着信履歴に折り返してしまうと、通常の国内通話よりもはるかに高額な通話料が発生する国際電話につながったり、不適切な有料サイトへ誘導されたりするリスクがあります。 特に海外番号からのワン切りは、折り返しを狙った悪質な詐欺の入り口であることが多いため、知らない番号からの短い着信には決して反応しないよう心がけてください。
留守電やSMSで折り返しを誘導するケース
「至急お話ししたいことがあります」や「重要なお知らせ」といったメッセージを留守番電話やSMS(ショートメッセージ)に残し、巧妙に折り返しを促すのも詐欺の典型的な手口です。 メッセージに記載されたURLをクリックしたり、指定された番号にかけ直したりすると、個人情報を聞き出されたり金銭を要求されたりする危険性があります。 あやしいと感じた場合は、メッセージ内の情報を鵜呑みにせず、相手の会社名や番号をインターネットで検索して真偽を確かめるなどの冷静な対応が求められます。
2. スマートフォン・固定電話で今すぐ実施できる迷惑電話対策
① スマートフォンの標準機能による着信拒否と消音

特定の番号を個別にブロックする手順
お使いのスマートフォンには、特定の相手からの連絡を遮断する着信拒否機能が標準で備わっています。 一般的な操作手順としては、電話アプリの履歴から拒否したい番号を長押し(ロングタッチ)し、「ブロック」や「迷惑電話として報告」を選択することで、以降の着信を自動的に防ぐことが可能です(※1)。 執拗なセールス電話や嫌がらせの着信に対しては、このブロック機能を活用して直接応対する手間とストレスを軽減しましょう。
※1 機種やアプリのバージョンによって、操作手順や項目の名称が異なる場合があります。
連絡先未登録の相手を制限し、着信音を鳴らさない機能
連絡先に登録されていない相手からの着信を制限する機能も、迷惑電話対策として非常に便利です。 スマートフォンの設定メニューから「不明な発信者」をブロックしたり、着信音を鳴らさずに自動で留守番電話へ転送したりする設定を有効にすることで、素性のわからない相手からの電話を一括して制限することが可能です。 必要な連絡であれば相手が留守電にメッセージを残してくれるため、重要な電話を逃すリスクを抑えつつ、不審な呼び出しをシャットアウトできます。 詳しい設定方法は、お使いの端末の取扱説明書を確認してみましょう。
- AQUOSでの設定:
- 電話アプリから設定:[電話]アプリを起動し、メニューの[設定]→[ブロック中の電話番号](または[着信のブロック])から、[不明な発信者]をオンにします。
② 固定電話の基本設定と使い方の工夫

番号表示サービス(ナンバー・ディスプレイ)で相手を確認してから出る
ご家庭の固定電話においても、着信時に相手の電話番号がわかる「ナンバー・ディスプレイ」などのサービスを活用することが防犯の第一歩となります。 受話器を取る前にディスプレイを確認する習慣をつけることで、知っている相手か、あるいは怪しい番号かを瞬時に判断して応対の可否を決めることができます。 大切な家族や知人からの連絡にはスムーズに応対しつつ、正体のわからない番号には出ないという選択ができるため、電話を通じたトラブルを未然に回避するのに役立ちます。
防犯機能付き電話機を活用する
最もシンプルかつ強力な迷惑電話対策は、電話機を「防犯機能付き」の電話機に変えることです。防犯機能付き電話機は、着信音が鳴る前に相手に通話を録音するなどと警告メッセージを流します。 特殊詐欺の犯人は、相手の防犯意識が高いことや自分の声や詐欺の手口が証拠として記録されることを嫌い、犯行をあきらめて途中で電話を切ってしまうケースが多く、防犯電話機を変えること自体が大きな抑止力になります。 また、自治体よっては、防犯機能付き電話機の購入に対して補助金を出しているところもありますので、お住いの市区町村役所のホームページや担当窓口にお問い合わせしてみてください。
③ 警察庁も推奨する対策アプリや通信事業者のサービスを組み合わせてさらに強固な対策を
警察庁も推奨する迷惑電話対策アプリの活用
スマートフォンのの標準機能に加えて、さらにガードを固めたい場合は、公的な情報を活用する「警察庁推奨アプリ」の導入が効果的です。これらのアプリは、警察庁から提供された実際の詐欺番号データベースを基に、着信時に「詐欺の疑いあり」と警告を表示したり、不要な着信を遮断したりしてくれます。無料で利用できるものも多く、連絡先にないビジネス番号の名称を自動表示してくれる機能もあるため、怪しい電話をシステムレベルで自動的に遠ざけたい方にとって非常に心強い味方となります。
通信事業者が提供するサービスの活用
「そもそも不審な電話の呼び出し音すら鳴らしたくない」という場合は、通信事業者がネットワーク側で提供するサービスを組み合わせるのが効果的です。ドコモやau、ソフトバンクなどの主要通信キャリアでは、非通知の拒否や特定番号のブロックを、電話がスマートフォンに届く前の段階で遮断するサービスを提供しています。 これらのサービスは、端末が圏外や電源OFFの状態でも機能するため、しつこい勧誘や嫌がらせ電話を根本から断ちたい場合に非常に有効です。
詳しい利用方法や認定されているアプリの種類については、警察庁の公式サイトやご契約中の通信事業者の案内を確認してみましょう。
3.シャープの高度な技術でさらにあんしん!独自の防犯機能による迷惑電話対策
① AIがあなたを守る!シャープAQUOSならではの高度な防犯機能

AIが通話を解析して詐欺の疑いをお知らせする「不審な会話のお知らせ」
シャープのスマートフォンAQUOSには、AIが通話内容をリアルタイムで解析し、特殊詐欺の疑いがある会話パターンを自動で検知する独自の機能が搭載されています。警察が保有する実際の詐欺電話音声データベースを活用し、単語だけでなく会話の文脈(コンテキスト)から不審な点を見抜くため、非常に高い精度で被害を未然に防ぐことが可能です。
詐欺の疑いがある場合は画面と音、振動で即座に警告を行い、同時に通話を自動で録音してくれます。 自分だけでなく、離れて暮らす高齢のご家族が一人で電話を受ける際にも、常にAIが見守ってくれる非常に心強い「お守り」のような役割を果たします (※2)。(動画で確認)
※2 ご使用の際は、設定画面の「AQUOSトリック」などから各機能を「ON」にする必要があります。設定メニューの名称や構成はモデルにより異なる場合があります。過去のモデルなど、一部機能に対応していない機種もございます。
電話に出る前に生成AIが内容を確認して要約する「伝言アシスタント(出る前確認)」
連絡先に登録されていない番号からの着信時、受ける前にスマートフォンが自動音声で名前と用件を確認する「出る前確認」機能は、進化したモデルでさらに利便性が高まりました。録音された相手の回答をAIが即座に文字起こしし、さらに生成AIがその内容をわかりやすく要約して画面に表示するため、ユーザーは録音をすべて聞かなくても一目で応対の要不要を判断できます。録音開始時には相手に「録音する」旨を伝えるガイダンスが流れるため、自分の声が証拠として残ることを極端に嫌う犯人への強力な抑止力としても機能するのがシャープ独自の大きな特長です。(動画で確認)
ワンタッチでスムーズにお断りメッセージを流す「迷惑ストップボタン」
着信中や通話中に「あやしい」と感じた際、ボタン一つでスマートフォンが自動音声によるお断りメッセージを流し、そのまま電話を切断できるのが「迷惑ストップボタン」です。自分自身で断りの言葉を口にする必要がなく、機械的な音声で丁寧にお断りしてくれるため、言葉巧みに誘導しようとする相手に対しても、心理的な負担を感じることなくスマートかつ確実に対処することができます。しつこいセールス電話や、なかなか自分からは電話を切りにくいといった場面でも、このボタン一つで解決できるため、毎日のスマホライフにおける安心感と快適さを格段に高めてくれます。
② 買ったその日から防犯!シャープの防犯電話機が備える独自機能
警察のアドバイスを受けて開発した防犯機能を搭載
シャープの防犯電話機は、「警視庁 犯罪抑止対策本部」「大阪府警察 特殊詐欺対策室」のアドバイスを受けて開発した機能をはじめとした豊富な防犯機能を備えています。また、ほとんどの防犯機能は出荷時に設定済みなので、買ったその日から安心して使い始められるのが大きな特長です。 面倒な初期設定の手間がいらないため、機械操作が苦手な高齢の方でもすぐに迷惑電話対策を始めることができます。
ランプの色で相手を確認できる「あんしんフラッシュランプ」(※3)
「あんしんフラッシュランプ」は、着信時にランプの色で相手を知らせてくれるので、直感的で分かり易い防犯機能です。 電話機に登録されている相手(※4)なら緑色、登録されていない相手なら赤色といったように、受話器を取る前にランプの色を確認することで、注意を払うべきかどうかがひと目で判断できます。
離れた場所からでも、瞬時に把握できるため、うっかり電話に出てしまい、詐欺犯の巧妙な話術に引き込まれてしまうといったリスクを低減します。 電話に出る前に「まずはランプの色を確認する」というワンクッションを置けることが、確かな安心感に繋がります。
※3 ナンバー・ディスプレイ契約が必要です。
※4 電話帳/ワンタッチダイヤル/あんしん番号/あんしん相談ボタン/通知先番号に登録している相手

応答前に「この通話を録音します」というメッセージで犯人を牽制
着信音が鳴る前に、相手に対して「この通話は防犯のために録音されます」というメッセージを流す機能は、証拠が残ることを極端に嫌う犯人に対して強力なプレッシャーを与えます。 シャープの防犯電話機はさらに一歩進んでおり、警告後も相手が切らなかった場合に、自動で相手の名前を確認するメッセージを流すので、相手を確認してから電話に出るか出ないか判断でき、迷惑電話をしっかり防ぎます。 電話に出る前に「警告」と「確認」の二段階で対策を行うこの機能は、「警視庁 犯罪抑止対策本部」や「大阪府警察 特殊詐欺対策室」のアドバイスを受けて開発したシャープ独自の機能です。

手ぶらで話せて防犯にも役立つ てぶらスピーカーホン「てもたん」
受話器を持たずに通話できるスピーカーホン機能は、実は防犯の観点からも有効です。警視庁からの注意喚起によると、受話器を耳に当てて耳元で相手の声を聞くと、相手との心理的な距離が近く感じられ、感情を揺さぶられて騙されるリスクが高まります。いきなり受話器で出るのでなく、スピーカー越しに相手の声を聞くことで、適度な距離感が生まれ、冷静な判断を保ちやすくなります。「JD-ATM1」シリーズに付属するスピーカーホン専用子機「てもたん」なら、家事の手を止めずに好きな場所でスピーカーホン通話ができる利便性に加え、あやしい電話にも落ち着いて対応できるメリットもあります。
4. もし迷惑電話に出てしまったら?相談窓口と通報の手順
① 公的機関の専門窓口を活用する
万が一、あやしい電話に応対してしまったり、少しでも不安を感じたりした場合は、一人で悩まずに速やかに専門の相談機関へ連絡してください。 警察が設置している全国共通の相談ダイヤル「#9110」は、事件になる前の不安な段階から専門のアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれます。 また、契約上のトラブルや悪質な勧誘については「消費者ホットライン 188」へ、電話の使い方や迷惑電話全般の不安については、総務省の無料相談窓口「でんわんセンター」の活用がおすすめです。
② 証拠の記録と被害後の対応フロー
詐欺の疑いがある電話を受けた際は、その後の被害回復や警察の捜査を円滑にするためにも、詳細な記録を残しておくことが極めて重要です。 発信元の電話番号、着信日時、相手が名乗った名前、話した内容の要旨などをメモし、可能であれば通話録音データやSMSのメッセージも消去せずに保存しておきましょう。 もし万が一、金銭を振り込んでしまった、あるいはキャッシュカードを渡してしまったという場合は、直ちに金融機関へ連絡して被害の状況を伝えて相談するとともに、最寄りの警察署へ届け出を行ってください。
5. 迷惑電話対策に関するよくあるQ&A
Q. 心当たりのない番号から着信があった場合、どう対応するのが最善ですか?
迷惑電話対策の基本は「知らない番号には出ない」「心当たりのない番号には折り返さない」ことを徹底することです。スマートフォンの場合は、着信番号をインターネットや専用の迷惑電話対策アプリで検索し、あらかじめ発信元の情報を特定してから対応を判断するのも、不審な接触を避けるための非常に有効な手段となります。固定電話であれば、留守番電話設定などで、相手の声や用件をスピーカー越しに確認してから、本当に必要な相手にだけこちらからかけ直すようにするのが最も安全で確実な方法です。
Q. 海外からのワン切りに折り返すとどのようなリスクがありますか?
「+」から始まる国際番号への折り返しは、通常の国内通話料とは比較にならないほど高額な国際通話料金が発生し、後から多額の請求が届く恐れがあるため大変危険です。また、こちらから電話をかけることで、犯人側に「この番号は現在使われており、反応がある(ターゲットになる)」と認識されてしまい、さらなる詐欺電話や不適切な有料サイト・有料サービスなどの案内リストに載せられるリスクも格段に高まります。国際的な特殊詐欺の温床となっているケースも多いため、見覚えのない国際電話番号への折り返しは、どのような理由があっても絶対に避けるべきです。
Q. シャープのAQUOSに搭載されている迷惑電話対策機能は、事前の設定が必要ですか?
はい、シャープのAQUOSに搭載されている各種防犯機能を活用するためには、あらかじめ端末の設定を「ON」にしていただく必要があります。具体的には、ホーム画面の設定メニュー内にある「AQUOSトリック」から「迷惑電話の対策」を選択し、「電話に出る前確認」や「不審な会話のお知らせ」などの各項目を有効化してください。機種やバージョンによって設定項目の名称が異なる場合がありますので、詳細は付属の取扱説明書をご確認ください。
Q. 非通知でかかってくる迷惑電話だけを拒否することは可能ですか?
はい、可能です。スマートフォンの場合は、電話アプリの設定メニューから「非通知」や「不明な発信者」をブロックする機能を有効にすることで、履歴には情報を残しつつも、呼び出し音を鳴らさずに自動で遮断するなどの設定が行えます。AQUOSお使いの場合、本記事の2. スマートフォン・固定電話で今すぐ実施できる迷惑電話対策で手順を紹介しています。
固定電話においても、多くの電話機本体に「非通知拒否機能」が備わっており、これをオンにすることで、相手に番号を通知してかけ直すよう促すメッセージを流し、あやしい電話を未然に遮断することが可能です。
こうした標準的な機能を賢く活用することで、不要な呼び出し音に悩まされることなく、安心して生活できる環境を整えられます。
6. まとめ|適切な対策と進化した技術で安心な毎日を
迷惑電話による被害を未然に防ぐためには、「知らない番号には安易に出ない」「あやしいと思ったときはすぐ誰かに相談する」といった日々の防犯意識を習慣化することが第一歩です。 しかし、手口が年々巧妙化する現代においては、個人の意識に加えて、シャープのスマートフォンAQUOSのAI解析機能や、買ったその日から家族を守るシャープの防犯電話機のような端末レベルでの対策を導入することが、より強固な守りにつながります。 進化した技術と適切な設定を賢く組み合わせることで、大切なご自身とご家族の暮らしを迷惑電話の脅威から守り、安心で快適な毎日を築いていきましょう。