洗濯機はドラム式とタテ型どっちを選んだらいい?選び方完全ガイド|比較・おすすめな人を徹底解説
洗濯機を買い替える際、「ドラム式とタテ型、どちらを選べばいいの?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
ドラム式洗濯機は乾燥機能に優れ、節水性が高い一方で、価格や設置スペースなど検討すべきポイントもあります。
本記事では、ドラム式洗濯機の特長やメリット・デメリット、タテ型洗濯機との違いを詳しく比較し、ライフスタイルに合った選び方を解説します。
購入前に知っておきたいポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1.洗濯機のドラム式とタテ型の違い
洗濯機を選ぶ前に、まずドラム式とタテ型の基本的な仕組みを知っておくと、自分に合った洗濯機を選びやすくなります。
見た目の違いだけでなく、洗い方や乾燥性能など、実は多くの点で異なります。
ドラム式洗濯機の特長
ドラム式洗濯機は、横向きのドラムがくるくると回転し、衣類を上から下へと落とす「たたき洗い」という方式で汚れを落とします。
まるで洋服を軽く叩いてほどよくほぐすようなイメージ。
少ない水でもしっかり洗えるため、タテ型と比較して節水性が高いのが特長です。
また、乾燥機能が充実しているのもドラム式の魅力のひとつ。
特に「ヒートポンプ式」の乾燥は低温でじっくり乾かすため、衣類へのダメージが少なく、省エネ効果も高め。
タオルもふんわり仕上がるので、乾燥機能を頻繁に使いたい方にとっては大きなメリットです。
さらに衣類が絡みにくい構造のため、デリケートな素材も比較的傷みにくいのがうれしいポイント。
一方で注意したいのが設置スペース。
本体の奥行きがあるうえ、扉が手前に大きく開くので、設置場所の前方にもゆとりが必要です。
購入前にしっかりサイズを確認しておきましょう。
タテ型洗濯機の特長
タテ型洗濯機は、縦向きの洗濯槽がぐるぐると回転し、たっぷりの水流で衣類をもみ合わせる「もみ洗い」方式。
水の力でごしごしと汚れを落とすため、泥汚れや食べこぼしなど固形汚れを落とすのが得意です。
子どもの運動着や作業着など、頑固な汚れが気になる方におすすめです。
価格はドラム式より安いモデルが中心。本体もコンパクトなものが多いため、限られたスペースにも設置しやすいのが特長です。
乾燥機能がついている場合、ヒーター式の「簡易乾燥」が主流で、完全に乾かすというよりは軽く水分を飛ばす補助的な役割として考えるのがよいでしょう。
2.ドラム式とタテ型 おすすめな人
「結局、自分はどっちを選べばいいの?」という疑問に、ライフスタイル別にお答えします。
どちらが優れているというわけではなく、使い方や生活環境によって向き・不向きが分かれます。
洗濯機 ドラム式がおすすめな人
ドラム式が向いているのは、乾燥機能を日常的に使いたい方。
共働き家庭や子育て中の方にとって、洗濯から乾燥まで自動でやってくれるのは大きな時短になります。
外干しの手間をほぼゼロにし、家事時間を大幅に短縮したい方には特におすすめです。
また、水道代などのランニングコストを長期的に抑えたい方や、デリケートな衣類をできるだけ傷めずに洗いたい方にも向いています。
設置・搬入スペースにある程度の余裕が確保できるなら、ドラム式を選ぶメリットは十分にあります。
タテ型洗濯機がおすすめな人
タテ型が向いているのは、泥汚れや食べこぼしなど頑固な汚れをしっかり落としたい方。
野球やサッカーなどの子どものスポーツウェアや作業着が多い家庭にとって、タテ型の洗浄力は頼もしいものです。
初期費用をなるべく抑えたい方、設置場所が狭かったり搬入経路に制約がある方にもタテ型が適しています。
また、洗濯物を上から出し入れできるので、かがむ動作が少なく体の負担が軽いのもポイント。
乾燥機能はほとんど使わず、外干しがメインという方なら、タテ型がおすすめです。
迷ったときの決め手(乾燥・設置・コスト)
どちらにするか迷ったら、まず「乾燥機能をどのくらい使うか」を考えましょう。
週3回以上乾燥機能を使うなら、時短やランニングコストの観点でドラム式がおすすめ。
反対に、乾燥機能をほとんど使わない場合は、タテ型が推奨されます。
次に確認したいのが設置・搬入経路です。
ドラム式は「奥行き」と「扉が前方に開くスペース」が必須のため、設置場所の寸法を事前にしっかり測ることが大切。
そして、トータルコストで考えると本体価格はドラム式が高めですが、10年間の水道・光熱費を含めた総額で比較すると、その差が縮まるケースも。
乾燥機能を頻繁に使うご家庭では、数年で本体価格の差額を回収できるケースもあります。
3.ドラム式とタテ型 徹底比較!
ここからは、ドラム式とタテ型を7つの観点から徹底的に比較していきます。
それぞれの違いを把握しておくことで、より納得のいく選択ができるはずです。
洗浄力・洗い上がりを比較
タテ型はたっぷりの水流で衣類をもみ合わせる洗い方なので、泥や砂などの頑固な汚れを水流の力でぐいっと落とすのが得意。
体育の授業や部活後の泥だらけの運動着も、タテ型ならしっかり対応できます。
ドラム式は衣類を優しく扱いながら洗うのが基本なので、デリケートな衣類の洗濯が得意です。
機種によって、汚れを落としやすくする独自の機能や、温水洗浄が搭載されているので、汚れ落ちが気になる方は、機能を確認しましょう。
乾燥機能を比較(ヒートポンプ式/ヒーター式)
乾燥機能は、ドラム式とタテ型で大きな差があるポイント。
ドラム式は「ヒートポンプ式」が主流で、低温でじっくりと衣類を乾かすため傷みが少なく、タオルもふんわり仕上がります。
タテ型は「ヒーター式」の熱風乾燥がメインで、タオルや厚手の衣類がカラッと乾きます。
修理費が本体価格の3〜5割を超えたら買い替え
ヒートポンプ式は、空気中の熱を利用しながら除湿して衣類を乾かす方式。
約60℃以下という低温での乾燥なので、素材を傷めにくいのが最大の魅力です。
1回あたりの電気代は約20〜30円ほど(条件により変動)と経済的で、乾燥を頻繁に使う家庭では長期的な節約になります。
本体価格は20万〜35万円(※)と高めですが、その分のコストは電気代の差で回収しやすい設計になっています。
※本体価格は、2026年4月現在の市場価格(メーカー公表価格および大手家電量販店の販売価格)を参考にした目安です。最新の価格は各販売店にてご確認ください。
ヒーター式の特長(主にタテ型・安価なドラム式)
ヒーター式は高温の熱風で一気に乾かす方式です。
乾燥スピードは速いものの、衣類によっては高温による衣類の縮みや傷みが起こる場合があります。
1回あたりの電気代は約50〜80円(条件により変動)と、ヒートポンプ式に比べて2〜3倍程度かかります。
ただし本体価格は5~10万円台から検討できるため、初期費用を抑えたい方にとっては手が届きやすい選択肢です。
水道代(使用水量)を比較
使用水量の差は、長年使うと大きな節約額の差がでます。
10kgクラスで比較すると、ドラム式は1回あたり約75〜85Lの水を使用。
毎日使った場合の月額水道代は約600円〜が目安です。
タテ型は1回あたりの標準使用水量が約110〜150Lと多いため、毎日使用した場合の月額水道代は約1,100円〜になる傾向があります。
ドラム式は年間で数千円〜1万円程度、水道代が安くなるケースも。
塵も積もれば山となる、まさに実感できる節約効果です(※)。
※水道料金は、地域や使用量、その他様々な条件によって異なります。あくまで目安として参考にしてください。
電気代(乾燥コスト)を比較
乾燥機能を使う頻度が高い家庭では、電気代の差が月々の家計にじわじわ影響してきます。
乾燥1回あたりのコストはおよそ次の通りです(※)。
- ドラム式(ヒートポンプ):約20〜30円
- ドラム式(ヒーター):約50〜70円
- タテ型(ヒーター):約60〜90円
※ 電気代は条件によって変動しますので、あくまで目安として参考にしてください。
仮に毎日乾燥機能を使う場合、ヒートポンプ式とヒーター式では月々数百〜数千円の差になることも。
乾燥を多用するご家庭には、ヒートポンプ式のドラム式洗濯機の選択が長期的に有利といえます。
サイズ・設置スペース(搬入・扉の開き)を比較
設置スペースの確認は、購入前の最重要チェック項目のひとつ。
ドラム式の一般的なサイズは幅約64cm × 奥行約72〜75cm × 高さ約105cm以上で、扉が前方に大きく開くため、扉の可動域も含めたスペースが必要です。
タテ型は幅約55〜60cm × 奥行約60cm前後 × 高さ約100cm前後と、比較的コンパクトなモデルが多め。
洗濯機は機種によってサイズが異なりますので、最終的には、実際に買う洗濯機のサイズをご確認ください。
搬入時には「本体幅+10cm」程度の余裕が通路に必要です。
また、ドラム式は奥行きが長めのため、防水パンのサイズとの相性確認も必須。
マンションや古い住宅では防水パンが小さいケースもあるので、購入前に必ず計測しておきましょう。
製品価格・コスパ(初期費用/ランニングコスト)を比較
初期費用だけで見れば、タテ型の方が低くなることが多いです。
5〜10万円台から選べるモデルが多く、予算を抑えやすいのが魅力です。
一方、ドラム式(ヒートポンプ式)は20〜35万円程度と高めですが、水道代と電気代(乾燥コスト)の節約分を10年間使った場合で計算すると、その差額が縮まる、または逆転するケースも出てきます。
乾燥機能を頻繁に使う場合、ランニングコストで考えるとドラム式の方がトータルでお得になる可能性もあります。
購入価格だけでなく、長期的な維持コストも視野に入れて比較しましょう。
使い勝手・お手入れのしやすさを比較
毎日使うものだからこそ、お手入れのしやすさも大切なポイントです。
ドラム式は乾燥機能を使うたびにフィルターにゴミが溜まるため、毎回のフィルター掃除が推奨されています。
また、扉のゴムパッキン部分にホコリや水垢が溜まりやすいので、定期的な拭き取りも必要です。
慣れれば2〜3分の作業ですが、習慣化が必要な点は覚えておきましょう。
タテ型は糸くずフィルターの掃除がメイン。構造がシンプルなため、全体的に手入れしやすい印象があります。
なお、最近はドラム式・タテ型ともに「洗剤自動投入」機能を搭載したモデルが増えており、毎回の洗剤計量の手間が省けて利便性がぐんとアップしています。
4.ドラム式洗濯機の失敗しない選び方
「ドラム式にしようと決めたけど、どのモデルを選べばいいかわからない」という方のために、失敗しない選び方のポイントをまとめました。
購入後に後悔しないよう、ぜひ参考にしてみてください。
容量で選ぶ(洗濯量/乾燥容量に注目)
ドラム式洗濯機を選ぶとき「洗濯容量」だけを見るのではなく、乾燥機能を使う予定なら、必ず「乾燥容量」を基準に選ぶのが正解です。
乾燥容量は洗濯容量よりも少なめに設定されていることが多く、洗濯12kgのモデルでも乾燥は6kg程度というケースがほとんどです。
4人家族の場合、1日の洗濯量は5〜6kg程度になることが多いので、余裕を持って「洗濯12kg/乾燥6kg以上」のモデルを選んでおくと安心です。
家族構成や洗濯頻度に合わせた容量選びが、失敗しないコツといえます。
設置条件で選ぶ(本体サイズ・搬入経路・扉の開き)
購入前に必ず確認すべきなのは、設置場所の奥行きと防水パンのサイズ、そして蛇口の高さです。
洗濯機本体が蛇口と干渉してしまうと設置できなくなることがあるため、高さの確認も忘れないようにしましょう。
また、搬入経路の幅も重要。玄関・廊下・洗面所の入り口など、運搬ルートの一番狭い箇所を測っておきましょう。
「本体幅+10cm」の余裕があるかを確認するのが基本です。
扉が開く方向(左開き・右開き)も、洗面所のレイアウトによって使い勝手が大きく変わるので事前に検討を。
また、マンションやアパートの場合は共有スペースの廊下やエレベーターも確認が必要です。
5.シャープのおすすめドラム式洗濯機
実際にどのモデルを選べばいいか迷っている方に向けて、シャープのおすすめドラム式洗濯機をご紹介します。
ドラム式洗濯乾燥機
シャープが誇る独自技術「プラズマクラスター」を搭載したドラム式洗濯乾燥機は、洗浄力と衣類へのやさしさを両立しています。
プラズマクラスターが洗濯槽内を清潔に保ち、嫌なニオイの元となる菌の増殖を抑制し、生乾き臭が気になる方にとって心強い機能です。
「モモンガファン」というたくさんの風でシワを軽減しながら乾燥させる方式により、乾燥後の衣類もふんわり仕上がり、毎日の洗濯がより快適になります。
詳細なスペックや価格については、COCORO STORE公式サイトをご確認ください。
6.洗濯機は何年くらい持つ?寿命・耐用年数の目安
洗濯機は毎日使う家電だからこそ、「どのくらい長く使えるか」も購入前に知っておきたいポイントです。
寿命(耐用年数)の目安
メーカーが設定する「設計上の標準使用期間」は、多くの場合7年とされています。
ただし、これはあくまでも目安であり、使用頻度や使い方によって大きく変わります。
1日1回の使用で適切なお手入れをしていれば、7〜10年程度は問題なく使えるケースが多いです。
ヒートポンプ式・ヒーター式のどちらでも、日頃のフィルター掃除や槽洗浄などのメンテナンスが寿命を大きく左右します。
また、メーカーは生産終了から6〜7年程度は修理用の部品を保有していますが、それ以降は部品が入手できず修理不能になるリスクも。
長く使うためには定期的なメンテナンスを欠かさないことが大切です。
7.ドラム式洗濯機に関するQ&A
購入を検討している方からよく寄せられる疑問にお答えします。
ドラム式は汚れが落ちにくい?
泥汚れ特化なら今でもタテ型の方が落ちやすい場合があります。
しかし、最新のドラム式は技術の向上により、日常的な汚れは十分に落とせます。
温水で洗剤をしっかり溶かしてから洗い始めるモデルや、泡立てた洗剤で素早く浸透させる「泡洗浄」機能を搭載したモデルも増えており、汚れ落ちの心配はかなり軽減されています。
ヒーター式とヒートポンプ式どっちがいい?
週3回以上乾燥機能を使う場合は、ヒートポンプ式がおすすめです。
電気代の差で本体価格の差額を回収しやすく、衣類のダメージも抑えられます。
1回の乾燥コストが約20〜30円のヒートポンプ式に対し、ヒーター式は約50〜90円。
週3〜4回乾燥機能を使う場合、年間で1万円以上の電気代の差になることもあります。
本体価格の差額(5〜10万円程度)も数年で取り戻せる計算になるため、長期使用を前提にするならヒートポンプ式の方がおすすめ。
初期費用は高くても、結果的にお得な選択になることが多いです(※)。
※ 電気代は条件によって変動しますので、あくまで目安として参考にしてください。
8.まとめ:自分のライフスタイルに合った洗濯機を選ぼう
ドラム式とタテ型、どちらにも優れた点があり、一概に「こっちが正解!」とは言えません。大切なのは、自分の生活スタイルや洗濯の習慣に合ったものを選ぶこと。
乾燥機能を活用して家事を時短したい、水道・電気代を長期的に節約したいという方には「ドラム式(ヒートポンプ式)」がおすすめ。
初期費用を抑えたい、頑固な汚れをしっかり落としたい、設置スペースが限られているという方には「タテ型」が向いています。
購入前には必ず設置場所のサイズを測り、搬入経路の確認も忘れずに。
本記事を参考に、毎日の洗濯がもっとラクになる洗濯機との出会いを見つけてみてください。